マンション経営のコスト
マンション経営のコストをご紹介
マンション経営には、購入時、保有時、売却時それぞれにコストが発生してきます。このコストとどう向き合うかで、マンション経営が成功するか、失敗するか決まると言っても過言ではありません。購入時に必要なコスト
マンションを購入する際、マンション本体価格以外に多くの諸経費が発生します。それは、全額自己資金で購入しても、借入金を利用して購入しても同じです。
◆建物に対する消費税
「取引価格の総額表示」の義務化(平成16年4月1日より)により、建物の消費税5%を取引価格に含まれていることが義務付けられています。
不動産会社から物件の紹介を受けた場合には、仲介手数料が発生します。
◆売買契約書に添付する印紙税
不動産の売買契約書には契約書1通に付き印紙税が課せられます。印紙税は売買契約書に記載された金額によって納付する税額が異なります。
所有権などの不動産の権利を登記する場合、「登録免許税」という税金を納付しなければなりません。また、登録申請を司法書士に依頼する場合は司法書士手数料が発生します。
◆不動産取得税
不動産を取得した場合には、「不動産取得税」という税金が課せられます。
保有時に必要なコスト
マンショ経営において、当然支出が伴います。その支出は大きく分けて、経常支出と臨時支出の2つです。マンションを保有している時に必ず発生する費用が経常支出、修理費やリフォーム費など通常は発生しない数年に一度のような支出を臨時支出といいます。マンション経営を成功させるためには、このような出費についてもシミュレーションしておく必要があります。
【経常支出】
◆管理コスト
水道光熱費などの実費のほかに、管理会社への手数料が管理コストになります。
マンション経営をはじめるにあたり、借入金を利用した場合の返済になります。
◆所得税
不動産所得は総合課税の対象となっているため、給与などの他の所得と合算してその金額に応じて税率が決め
られます。
◆修繕費用
マンション経営における臨時支出の主なものは、建物を維持していく上での修繕費用です。
◆ライフスタイルの変化により発生するリフォーム費用
築数年が経過したマンションの老朽化に伴う修繕に加えて、現在のライフスタイルやトレンドに合わせたリフォームが必要になります。
売却時に必要なコスト
マンションを売却する際は、購入時と同様に様々なコストが発生します。もし、売却し利益が出なければ税金は課せられませんが、利益が出たときには税金が課せられます。
◆不動産仲介手数料
不動産会社に売却の仲介を依頼した場合には、購入時と同様、仲介手数料が発生します。
不動産の売買契約書には契約書1通に付き印紙税が課せられます。印紙税は売買契約書に記載された金額によって納付する税額が異なります。
◆譲渡益課税
不動産を購入価格以上で売却して利益を得た時、その利益に対して譲渡益課税を払わなければいけません。